もっと評価されてもいいマーティン・スコセッシ監督のブラックコメディ・・・1980年代初頭のニューヨークの”あるある”と”アリエナイ”の妙~「アフター・アワ...
1981年9月に渡米して1年間ニューヨーク大学の英語学校に通った後、ボクは3年間をメイン州の美術大学で過ごすことになるのですが、当時運行し始めたばかりの格安航空会社ピープルズ・エアライン(People's...
View Articleコレはコレで”有終の美”なのかもしれない・・・ジョーン・クロフォード最後の映画主演作品となってしまった低予算のモンスター映画~「地底の原始人...
往年の”ハリウッドスター”は、それぞれのイメージによって”スター性”が確立されているのが一般的で、そのイメージに合ったもの以外の役柄を演じることは、あまりありませんでした。ジョーン・クロフォードのように、何度も何度もイメージを変えながら”スター(主演)”の座を守り続けたハリウッド女優のは数少ないかもしれません。1920年代のサイレントからトーキーへ移行時には若手のフラッパー女優として注目され、193...
View Articleフランコ政権下でつくられたホモエロティックなミュージカル映画・・・主演男優アルフレッド・アラリア(Alfread...
”マニアック”にも「ほど」があるというのは、以前ジャック・スカンドラリ(Jacques...
View Article「アメリカン・ギニーピッグ」シリーズが続々リリース!・・・血まみれの”エクソシスト”とイタリアの”ギニーピッグ”オマージュ~「アメリカン・ギニーピッグ:ソ...
あの「ギニーピッグ」リリーズの”正統な”スピンオフとして、ステファン・バイロ氏率いるアメリカのアンアースド・フィルムス(Unearthed...
View Article”モラル”があった時代だからこそ”演じがい”のあったサディ・トンプソン(Sadie...
サマセット・モームの短編小説「雨/Rain」(発表時は「サディ・トンプソン/Sadie...
View Article第1回ゴールデンラズベリー作品賞受賞の”最低ミュージカル映画”・・・ほぼオリジナルのヴィレッジ・ピープル(Village...
アカデミー賞の授賞式のシーズンになると、話題になるのが”ダメな映画”に捧げられるゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)なのですが・・・記念すべき第1回の作品賞を受賞したのが、ヴィレッジピープルが出演した「ミュージック・ミュージック/Can't Stop the...
View Articleメル・オドン(Mel Odom)の妖艶な”まなざし”を思い出して・・・1980年初頭のニューヨークの空気を昇華させたイラストレーター
1970年代後半から1980年代、イラストレーターとして人気を博したメル・オドン(Mel...
View Articleもう「ギリシャの新しい波」ではなく「ヨーロッパ映画界の担い手」なのよ・・・ヨルゴス・ランティモスの最新作は”やっぱり”不思議なシニカルコメディ~「女王陛下...
「籠の中の乙女/Dogtoooth」(2009年)から注目してきた「ギリシャの新しい波」を代表するギリシャ人映画監督ヨルゴス・ランティモス・・・「ロブスター/Lobster」(2015年)以降は、活躍の場をイギリスに移して、英語による作品を制作しています。映画の中の言語が英語以外の場合、世界的な市場規模やメディアによる評価も制限されがちなので、賢明な方向性であることには間違いありません。とは言っても...
View Articleニューヨークファッションウィーク期間中に最もバズったショーとなった日本人デザイナーのランウェイデビューコレクション・・・インスタグラム時代のインスタントサ...
インスタント・サクセス(Instant Success)という言葉があります。日本語の”インスタント”から”容易く成功する”と解釈されてしまいそうなのですが、本来の意味は「地道な努力の結果に、たちまち成功をする」であります。まさに、この”インスタント・サクセス”となったのが、初のランウェイコレクションをニューヨークファッションウィークに開催した日本人デザイナー小泉智貴氏(ブランド名は「TOMO...
View Article「何がジェーンに起ったか?/What Ever Happened to Baby...
「glee/グリー」「アメリカン・ホラー・ストーリー」などのプロデューサーとして知られるライアン・マーフィーが手掛けたテレビシリーズ「フュード/確執ベティ vs ジョーン/Feud : Bette and...
View Article元祖”MGMの女王”は映画プロデューサーの奥さまなの!・・・ジョーン・クロフォードとの対比でみえるノーマ・シアラー(Norma...
映画好きのアメリカ人の友人が「ノーマ・シアラー(Norma Shearer)が最近の一番のお気に入り!」と繰り返し賞賛するので・・・ジョーン・クロフォード”がらみ”で観たことのある「女たち/The...
View Article愛しのフランコ・ネロ様♥に萌えるエロティックな出演作!~「怪奇な恋の物語/Un Tranquillo Posto Di...
フランコ・ネロ様♥と言えば、1960年代~70年代に制作されたマカロニウエスタン作品が有名で、なかでも「続・荒野の用心棒/Django」のジャンゴ役で知られています。ボク個人的には「男の子映画」的なマカロニウエスタンやのB級アクションモノよりも・・・ちょっとエロティックな作品が気になってしまうのです。フランコ・ネロ様♥の存在を知ったのは、ティーンエイジャーの頃、ボロボロになるまで繰り返し繰り返し読ん...
View Article25年間ニューヨークファッション界で活躍した世界的デザイナーで”トランプタワー”に住んだ唯一の日本人女性を名乗る現在大阪在住のトータルビューティープロデュ...
すっかり忘れていた人の名前を見つけた。2019年7月8日付で配信されたプレジデントオンライン(PRESIDENT...
View Articleアンアースド・フィルムズ(Unearthed Films)の新レーベル「Too Extreme for...
「ギニーピッグ」シリーズやエクスリーム系ホラーのディストリビューターとして知られる”アンアースド・フィルムズ”(Unearthed Films)の新レーベル「Too Extrame for...
View Article年金と生活保護で生き続ける”佐川一政”の「今」・・・兄を介護する実弟”佐川純”の「告白」~ドキュメンタリー映画「カニバ...
佐川一政がパリ人肉事件を起こしたのは1981年6月11日(ボクがニューヨーク留学する3ヶ月ほど前)・・・週刊誌やワイドショーで大騒ぎをしていたことは記憶しているのですが、発生直後には事件の詳細まで報道されていたという記憶はあまりありません。同年9月15日にアメリカへ移住したボクにとって、パリ人肉事件について詳しく知る機会は、それほどなかったのです。1980年代、インターネットも日本語テレビ放送も限ら...
View Article「クソ映画」と「カルト映画」の狭間・・・ノーマン・J・ウォーレン(Norman J. Warren)というサイテー映画監督~「Her Private...
「カルト映画」というのは”一部の熱狂的なファンを持ち語り継がれている映画”だったはずなのですが、ニッチな商業性がビジネスとして成立することから、近年、広く使われる傾向にあります。公開当時は、ほぼ無視されたような「クソ映画」も年月経つと、誰かが「カルト映画」として注目し始めて、いつの間にか”お墨付き”がついたビジネスとして成立してしまうのです。時代の感性を閉じ込めたタイムカプセルとして機能することもあ...
View Article【追悼/R.I.P.】”特殊メイクアップアーティスト”兼”映画監督”ライアン・ニコルソン(Ryan...
先日(2019年10月8日)・・・”特殊メイクアップアーティスト”兼”映画監督”のライアン・ニコルソン(Ryan...
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