”男の子になりたい女の子”と”女の子になりたい男の子”・・・トランスセクシャル=性同一障害も男の子と女の子ではまったく違うのね~「トムボーイ/Tomboy...
”性同一障害”については、この「めのおかしブログ」で何度か取り上げてきました。「LGBT」というセクシャルマイノリティという分類において、レズビアン、ゲイ、バイセクシャルと共に並び語られるトランスセクシャルなのですが・・・ボクは違和感を感じてきました。レズビアン、ゲイ、バイセクシャルというのは、自分の性別の認識は生まれ持った性別で性の対象が異性ではない(だけではない)ということなのですが、トランスセ...
View Article男同士のバディを卒業して一生の伴侶として女性を選ぶことで一人前の男になる・・・”男性向け恋愛映画”による、ある洗脳~「テッド/ted」~
日本では、それほどポピュラーな映画のジャンルないんだけど、アメリカでは盛んに制作されているのが「男性向け恋愛映画」・・・といっても、ブロンドのおねえちゃんが脱ぐだけのセクシー映画というのではなく、男性目線で楽しめる恋愛映画というのでもなく、恋愛下手な男性に「どのように恋愛したら良いのか」をレクチャーするような映画であります。いつまでも大人になりきれず男同士でつるんでばかりいる男性が、親友(バディ)た...
View Article宇宙の中にひとつの命として存在する私、地球温暖化と格差社会、少女の父親との死別・・・場所、人種、時代を超えた普遍的な寓話~「ハッシュパピー...
最近、ドラマだけではなくバラエティ番組や宣伝のイベントにも”ひっぱりダコ”になっているように「子役」・・・現場の空気を読んで、自分の言葉で切り返す能力までもが求められているようで、大人が期待する子供らしい”かわいさ”を演じている「こども大人」ようで、キモち悪く感じることがあります。歌舞伎では子役の台詞は、わざと一本調子の”棒読み”・・・鼻っから一人前の演者としては扱わないという割り切りがあったりしま...
View Article追悼・大島渚監督・・・超低予算映画でありながら斬新なアイディアで不条理な国家権力を皮肉った革命的な一作!~ATG映画「絞死刑」~
2013年1月15日大島渚監督が亡くなられた。1996年に脳出血で倒れてから、一度は「御法度」で監督復帰するものの、病状が悪化して闘病生活を送られていました。言語障害や右半身不随のリハビリの様子をテレビのドキュメンタリー番組で拝見したときには、とても心が痛みました。心よりご冥福をお祈りします。ボクが映画に興味を持ち始めた1970年代後半というのは、「ロードショー」や「スクリーン」といった洋画雑誌が全...
View Article”日本のカワイイ文化”と”見世物的クラブシーン”を融合した(?)日本人デザイナー・・・”日本人のメンタルの弱さ”と”総合的デザイン力の欠如”が露呈してしま...
2004年からアメリカで放映されている「プロジェクト・ランウェイ/Project...
View Article個人的には全く萌えないマシュー・マコノヒー・・・”変態”役者として最近妙にキレキレなの!~「Magic Mike/マジック・マイク」「The...
俳優の好き嫌いを”外見”だけで判断することはないけれど、”外見”が好きでないから興味がない・・・興味がないから出演作を観ない・・・観ないから”外見”だけのイメージしか持てないという連鎖によって、ますます興味を持つ”機会”さえ少なくなってしまうことがあります。ボクにとって、そんな俳優のひとりがマシュー・マコノヒー・・・もう20年近くアメリカ映画に出演し続けているハリウッドスターのひとりの俳優であるし、...
View Articleマツコ・デラックスの”俗っぽさ”を露呈させた池上彰の”毒”・・・テレビタレントのコメント瞬間芸 VS. ジャーナリストの取材力と分析力~「池上 X マツコ...
先日(2013年4月4日/木曜日)ゴールデンタイムのテレビは、マツコ・デラックスにテレビジャックされていました。まず午後7時台からテレビ朝日で「池上 X マツコ のニュースな話」の3時間スペシャル、その番組終了後の午後10時台からはフジテレビで「アウト x...
View Article日本への怨み節が止らない「メイロマ劇場」・・・”動物化”した信者たちは「dis」る”キャリアポルノ”に救われているの?~谷本真由美(@May_Roma)著...
勝間和代氏の本をわざわざ購入しては、ネガティブな意見をブログにアップしていたボクに対して・・・「嫌いな人のこと、よく書けますねぇ~」と厭味を言われたことがあります。「嫌い」=「無関心」ということもあるけれど、期待を裏切らない「嫌さ加減」から、逆に目を離せなくなるようなこともあるのです。中身を読まずして内容を批判するというのはアンフェアでありますから、著書は購入して読んで批判というのがボクのモットー。...
View Articleとことん”ドライ”で、とてつもなく”ブラック”なブリティッシュコメディの新・真骨頂・・・共感にも感動にも意味がないシュールさにハマってしまうの!~「Sig...
何かを訴えようとする志の高い(?)映画だけでなく・・・スラップスティックコメディであっても、エログロのトラウマ映画でも、何らかの感動、または不快感を生み出して、どこかしら観客の心を動かすところがないと、観るに絶えない”つまらない映画”と評価を下されてしまいがちです。「この映画って何が言いたいの?」というのは、多くの場合、褒め言葉ではありません。何だかよく分からないのに、何故か、何度でも見たくなってし...
View Article母と息子の「贖罪」と「復讐」の物語でキム・ギドク監督、完全復活!・・・男のすべての「罪」は「母性」によって許されるの?~「嘆きのピエタ」~
キム・ギドク監督の一連の作品は劇場公開時には見逃していたのだけど、数年前に「悪い男」を観て以来、すっかりボクはハマってしまいました。主要な登場人物が少なく、説明的な台詞も殆どなく、淡々と描かれるのは極限状況から仏教的な”悟り”へ導かれるような物語・・・中村うさぎが語る(めのおかし参照)絶望感と幸福感が共存している「地獄」の真ん中にある「天国」を、ボクは思い起こさせるのです。監督自身の山ごもり生活を追...
View Article不思議ちゃんアティーナ・レイチェル・トサンガリ(Athina Rachel...
ヘンテコリンな映画って、テイストが合えば「なんだか好き♡」であるし、合わなければ「なんじゃこりゃ???」と、好き嫌いが分かれてしまうものです。以前「めのおかしブログ」で取り上げたヨルゴス・ランシモス監督の「籠の中の乙女/Dogtooth」は、奇妙であるが故に強く惹かれてしまうところがありました。その作品のプロデューサーのひとりだったアティーナ・レイチェル・トサンガリという女性が監督した作品が「アッテ...
View Articleバズ・ラーマン監督流の盛りまくったアメリカンドリームの映像化と純愛ラブロマンスとしての「2013年版」・・・絶妙なアンサンブルキャストでアメリカンドリーム...
F・スコット・フィッツジェラルド著の「華麗なるギャツビー」は、出版された当時には高い評価を受けながらも、初版はそれほど売れなかったそうです、現在ではアメリカの高校生まら必ず読まさせられる必須読書であり、アメリカ文学の最高峰のひとつというのも過言ではありません。1922年を舞台にしたこの小説が発表されたのは1925年・・・その4年後には株価が急落して世界恐慌の引き金となります。まるで書かれていたことが...
View Article「めのおかしブログ」が5年目突入~!・・・”エゴサーチ”で見つける「批判的なコメント」「バッシングのつぶやき」「ネガティブな書き込み」を楽しむ”皮肉屋”なの!
この「めのおかしブログ」は、本日(6月23日)で、開始からちょうど4年になりました。ツイッターやフェイスブックなどのSNSもやっていいるのですが・・・リアルタイムの時間軸でフローするよりも、じっくりと書けるブログの方が、ボクには合っているような気がします。「けいたいおかし」と「おかしのみみ」(現在休止中)というブログもやっていますが・・・メインとなるのは、やはり「めのおかしブログ」です。最近は、ます...
View Articleたまには母親と息子の”いいお話”も良いもんさっ・・・ジューイッシュ・マザー(ユダヤ系の母親)は罪悪感を煽って息子を自責の念に追い込むの!?~「人生はノー・...
日本では毛嫌いされる”マザコン”・・・「旦那(または彼氏)が、マザコンで」というのは、人生相談の定番のお悩みであります。また、日本人の男性が自ら「マザコン」と、自慢げになることもありません。しかし、世界的にみると、日常的に母親と息子がベッタリの相思相愛の「マザコン」が当たり前のような国(スペインやイタリア)とかもあるわけで・・・日本の親子関係というのは、日本人が感じているほど濃密ではないのかもしれま...
View Article自分の”まん中部分”をモチーフにする”女子”アート活動家・・・ナルシシズムと自虐性のギミックに惹かれるの!~ろくでなし子著「デコまん/アソコ整形漫画家が奇...
近頃ツイッターのタイムラインで、頻繁にリツリートされていたので知った「ろくでなし子」さん・・・「デコまん」という自分の体の”まん中”部分をモチーフにしたアート活動をしている若い女性であります。「日本性器のアート協会」のメンバーということですが、会員は彼女と男性器のオブジェを作成する「増田ぴろよ」という”女子”アート活動家の二名でありますから、内輪的な”お仲間”という感じです。「デコまん」というのは、...
View Article過激なフェミニスト、カトリーヌ・ブレイヤ(Catherine...
ボクが、初めて観たカトリーヌ・ブレイヤ監督の作品は「ヴァージン・スピリト」でした。ニューヨークのリンカーンセンターの小さな映画館だったと記憶しています。すでに上映が始まってからかなり数ヶ月が経っていたのですが・・・『フレンチ版「ロリータ」』という宣伝により、外国語映画としては異例のロングヒットをしていました。特に予備知識もなく観たのですが・・・「処女喪失のどうでもいい話」という印象で、正直、期待外れ...
View Articleジョーン・クロフォードの過剰演技とウィリアム・キャッスルの悪趣味演出のコラボレーション・・・母と娘の確執がエグい”サイコ・ビッディ”(Psycho-bid...
ジョーン・クロフォードという女優にボクが興味を持ったのは、1981年にアメリカで公開された「愛と憎しみの伝説/Mommie...
View Article”ハイファッション”を信じる”業界オネェさん”が支える世界・・・1%の富裕層のための百貨店はアメリカンドリームのアイコン~「ニューヨーク・バーグドルフ...
「昔は良かった」的な発言って、いかにも年配者の言い草で、あまり言いたくないんだけど・・・1980年代から90年代にリアルタイムで”ファッション”に関わったボクの世代の人たちの多くが、多かれ少なかれ感じていることだと思います。ただ・・・それは、ボクの前の世代(1960年代~70年代を経験した人たち)も感じていたことなのです。近年、ハイエンドのファッションデザイナーや雑誌編集者に関するドキュメンタリー映...
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